「宣伝が当たる」といわれるように、なにげない商品が巧みな宣伝手法で脚光を浴び、急激に売上げを伸ばすことがしばしばあります。
実態の伴わない商品、内容の乏しい商品、見過ごされてきた商品、これらを素晴らしく見せかける表現上のテクニック、それが広告宣伝のすべてである、と思っている方も多いでしょう。つまり鉄にうまくメッキをほどこし、金に見せかけて売り込む行為が広告宣伝なのだと。
確かに広告宣伝には、オーバーで、どぎつい表現はつきものですがそれだけが広告宣伝の存在意義なのでしょうか。
人が十人十色といわれるように、商品にもさまざまな個性があります。見る角度や価値観を転換することにより、隠されていた魅力や特長が現れたりします。
その埋もれた魅力や特長を発見し、そこにスポットライトを当て、新しい価値としてユーザーの心に届くメッセージを発信すること、それが伝心社のめざす広告です。
売り手側の狙いやPRポイントが、ユーザーの価値観や感性からはずれていてはせっかくの商品も売れません。まず、必要なのはユーザーの心をつかみ、共感を得ること。そのため、顧客の視点で商品を眺め、発想します。その基本姿勢はいつまでも変わりません。